R5年度の司法書士試験を受験してきました。
結果は散々たるものでしたし、昨年度よりも点数が下がっていました。
この結果を受け、なぜ今回ダメだったのかの反省および分析と今後の課題や勉強方針について備忘録的に書いていきます。
【R5】司法書士試験の自己採点結果
自己採点の結果は以下の通り。
午前の部(実体法)
科目 | 点数 |
---|---|
憲法 | 3/3 |
民法 | 5/20 |
刑法 | 1/3 |
会社法 | 1/9 |
合計 | 10/35 |
去年(14/35)よりも点数が落ちていました。
特に、重点的に学習した民法が全く伸びていないのがショックです。
大幅に勉強方法を見直す必要がありそうです。
午後の部(手続法)
科目 | 点数 |
---|---|
民事訴訟法 | 3/5 |
民事執行法 | 0/1 |
民事保全法 | 0/1 |
司法書士法 | 1/1 |
供託法 | 1/3 |
不動産登記法 | 2/16 |
商業登記法 | 1/8 |
合計 | 8/35 |
こちらも昨年度より、点数が落ちました。
不動産登記法と商業登記法のすべての範囲を学習することができてなかったとは言え、基本事項の理解が足りていません。
記述
不動産登記法、商業登記法ともに未解答の答案が多かったです。
というのも、何を記載するべきか全くわかりませんでした。
はっきり言って、記述対策としてはまだまだテキストに触れられていません。
学習期間と各科目ごとの勉強時間
学習期間
R4.12.15〜R5.7.2
勉強時間合計
648時間(1日あたり3.2h)
テキスト別勉強時間
オートマシステム民法Ⅰ=22.5h
オートマシステム民法Ⅱ=105.9h
オートマシステム民法Ⅲ=77.6h
オートマシステム不動産登記法Ⅰ=76h
オートマシステム不動産登記法Ⅱ=23h
オートマシステム会社法・商法・商業登記法Ⅰ=155h
オートマシステム会社法・商法・商業登記法Ⅱ=38h
オートマシステム民事訴訟法・民事執行法・民事保全法=41.5h
オートマシステム供託法・司法書士法=26h
オートマシステム刑法=22h
オートマシステム憲法=0h
オートマシステム不動産登記法<記述式>=32.5h
オートマシステム商業登記法<記述式>=6.5h
【R5】試験に向けて使用したテキスト
民法
オートマシステム民法Ⅰ
オートマシステム民法Ⅱ
オートマシステム民法Ⅲ
不動産登記法
オートマシステム不動産登記法Ⅰ
オートマシステム不動産登記法Ⅱ
会社法・商法・商業登記法
オートマシステム会社法・商法・商業登記法Ⅰ
オートマシステム会社法・商法・商業登記法Ⅱ
民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
オートマシステム民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
供託法・司法書士法
オートマシステム供託法・司法書士法
刑法
オートマシステム刑法
憲法
オートマシステム憲法
記述対策
オートマシステム不動産登記法<記述式>
オートマシステム商業登記法<記述式>
【R5】司法書士試験における反省点や課題点
【1】勉強時間が足りていない
仕事を退職して、安定した収入を得ることができなくなったため、勉強時間の確保ができない場面もあった。
当初、仕事を辞める際は、貯金を切り崩しながら1年間で司法書士試験に合格するつもりで意気込んでいたが、思うように学力が伸びず、貯金も減っていった。
生活費を稼ぐために、ブログで10万を稼げた月もあったが安定をさせることは難しく、仕事を辞めたにもかかわらず勉強だけにコミットできないもどかしさを感じた。
とはいえ、徐々に個人で稼ぐスキルを身につけることができ、noteで月に10万を稼ぐなど、労働時間を減らしつつ、収入を増やすための仕組みづくりはできてきている。
11月の行政書士試験で合格し、行政書士として登録をし、比較的安定した収入を得ながら来年度の司法書士試験に臨みたいと考えている。
【2】その場で覚えようとせず、暗記を後回しにしすぎた
2点目は、暗記を先延ばしにしてしまったことです。
テキストを読む際に、少し行き詰まるところや、覚えるべき点があっても、
「今覚えてもどうせ忘れるから付箋だけつけて後でまとめて覚えよう。」
「繰り返しテキストを回しているうちに覚えているだろう。」
と覚えることをついつい後回しにしてしまっていました。
後から冷静に考えると、莫大な知識量を直前期に一気に覚えられるわけもありません。
これからは覚えるべき点については、コツコツとその場でその日に覚えようと努力をし、脳に負荷をかけ、普段から長期記憶にするための努力をしていく必要があると改めて感じました。
【3】オートマテキストが自分に合っていなかった
試験を終えて、書店でリアリスティック司法書士テキストを見つけ、試しに苦手だった会社法を購入してみました。
オートマ会社法Ⅰの機関を何度繰り返しても理解することができなかったのですが、リアリスティックだと一読するだけで覚えるべき点がわかり、体系的な理解も深めることができ感動しました。
そこで、試験後、すぐに会社法、民法のテキストを購入し、オートマからリアリスティックに乗り換えました。
オートマでも確かに合格はできるのかもしれませんが、Fラン私大に入学する程度の私の学力だと、オートマを読んでも重要な部分がいまいち分からず、また、表や理由づけも少なかったので、理解に苦しみました。
しかし、リアリスティックではテキストの構成が原則と例外を分けて記載しているほか、必ずすべての事項に理由づけをしてくれているので大変理解しやすいです。
また、オートマにはほとんどなかった表も適度にあり、視覚的に覚えることができます。
さらに、テキストにはこの内容は何ページのどこと関連しているいった点を記載しているため、テキストを読んでいて関連する部分をすぐに探せます。
オートマでは、重要そうな部分に仕切りに線を引きながら読み進めていたのですが、リアリスティックに変えてからはほとんど線を引いていません。
なぜなら重要な部分や覚えるべき点が非常に明確かつ、テキストの説明順序が徹底されており、オートマのように無駄な説明がないためです。
そのため、テキストに記載があるものすべてを頭に叩き込むつもりで読み込んでいます。
民法と会社法の理解が足りてなさすぎる
言わずもがな不動産登記法と商業登記法も足りていない
したがって記述に関してもまだまだ
【R6】試験に向けて使用するテキスト
基本的に頻繁にテキストを変更する行為はタブーであると十分に理解していますが、オートマが合っていないと感じたため、リアリスティックを中心に据えることにしました。
正直、これまで短期合格された司法書士の方のYouTubeをみて、「絶対にオートマ一択!」というようにいわゆるオートマ信者のように盲信していました。
でも、リアリスティックとオートマを並べて、明らかに自分にはリアリスティックの方が勉強しやすく、覚えやすいと感じています。
オートマは地頭が良い人向けで、自分でテキストを解釈し、自分の頭の中でうまくパズルのように組み立てることができる人に向いているのではないかと個人的には思いました。
私はドアホなので、バカでもわかるようにテキストに覚えるべき事項をまとめてくれていたり、表などで覚えやすいようにまとめられている方が合っているのだと感じました。
民法
リアリスティック民法Ⅰ
リアリスティック民法Ⅱ
リアリスティック民法Ⅲ
民法Ⅲについては、2023年9月に第5版の発売が予定されているので、今すぐ必要な方以外は注意したほうがよいですよ!
不動産登記法
リアリスティック不動産登記法Ⅰ
リアリスティック不動産登記法Ⅱ
会社法・商法・商業登記法
リアリスティック会社法・商法・商業登記法Ⅰ
リアリスティック会社法・商法・商業登記法Ⅱ
民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
リアリスティック民事訴訟法・民事執行法・民事保全法
供託法・司法書士法
オートマシステム供託法・司法書士法
刑法
リアリスティック刑法
憲法
リアリスティック憲法
記述対策
リアリスティック記述式
リアリスティック記述解法
今後のスケジュール感
【R5】行政書士試験まで(11月)
行政書士試験までは、行政書士試験の科目である行政法と会社法・民法を中心に勉強する。
使用テキストは、主にリアリスティックと行政法だけは合格革命の基本書および肢別過去問を使用する。
- 【7月・8月】で民法Ⅰ〜Ⅲと会社法Ⅰ・Ⅱのリアリスティックを完璧にする
- 【9月】上記に加えて行政法を開始
- 【10月】上記に加えて憲法開始
- 【11月】行政書士試験後から不動産登記法と商業登記法の勉強を再開
- 【R6・1月】年明けと同時に記述に注力